イワツ レイマ
IWATSU Reima
岩津 玲磨 所属 東京電機大学 工学部 機械工学科 東京電機大学大学院 先端科学技術研究科 機械システム工学専攻 東京電機大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 職種 教授 |
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発表年月日 | 2017/08 |
発表テーマ | 安定でコンシスタントなルンゲ・クッタ-圧力方程式法による非圧縮性流体の高次精度時間積分法 |
会議名 | 第64回理論応用力学講演会 |
主催者 | 日本学術会議 |
学会区分 | 全国学会 |
発表形式 | 口頭(一般) |
単独共同区分 | 単独 |
開催地名 | 東京 |
発表者・共同発表者 | 岩津 玲磨 |
概要 | 非圧縮性流体の解法として陰解法が用いられることは多いが,その一方で広い安定領域を
持つルンゲ・クッタ(RK)陽解法が高次時間積分の目的で使用される場合もある. BraseyとHairerは非圧縮性ナビエ・ストークス方程式と同じ構造をもつ偏微分方程式につ いてRK法の位数条件を調べ,3段3位の係数が唯一であること,4段4位が不可能であること を証明した.SandersとKoren(SK)は4段法の係数を3種類示したが,それらは非圧縮性流体 に適用されたときに圧力の時間精度を2次とした.彼らは射影法を用いて圧力を2次精度 とする方法を2種類考案した.しかしSKの射影法では圧力の再構成が必要であり,非定常 境界条件に対して圧力の精度低下が避けられない.本研究では射影法ではなく速度修正 圧力ポアソン方程式法を用いることにより,速度と同じ時間精度をもつ圧力の計算が可能 であることを示した.計算結果をいくつかのベンチマーク問題に対して示す. |