ヤマモト ヒロキ
YAMAMOTO Hiroki
山本 宏樹 所属 東京電機大学 理工学部 共通教育群 職種 准教授 |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2015/03 |
形態種別 | 学術研究報告書 |
標題 | 【報告書所収論文】名古屋市の陸前高田復興支援とその政治:被災地教育支援の言説分析のための試論 |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 日本教育学会 モノグラフ・シリーズNo.10 東日本大震災と教育に関する研究(全体編その2) |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本教育学会 |
巻・号・頁 | 381-392頁 |
総ページ数 | 498 |
著者・共著者 | [研究代表者]藤田英典[研究分担者]三石初雄、大桃敏行、数見隆生、宮腰英一、境野健兒、小玉亮子、清水睦美、田中孝彦、片岡洋子、佐藤修司ほか |
概要 | 本稿は、名古屋市が行った陸前高田市の復興支援について、その概要をまとめるとともに、そこに孕まれるポリテイクスについて若干の考察を行うものである。2013年の『「復興」と学校』所収論文(「地域にとっての学校統合」)で明らかになったのは、学校統合論争が直裁的には子どもの教育や地域の行く末をめぐる「善の構想」をめぐる原理的抗争でありつつ、より巨視的に見た場合には、教育ないし地域にとっての外部要因一例えば財源上の制約や国の政策変更、全国的な受験競争の動向を参照して行われる共同体内の社会的最適化をめぐる内部抗争であるという点である。では、社会的趨勢や被災地内外の関係性は「復興」をめぐる教育言説をいかに規定しているのであろうか。拙稿では「復興」をめぐって行われた被災地内外の贈与交換の場に焦点を据えることによって、「被災地復興」をめぐる教育言説の磁場の様態に迫りたい。 |