ドイネ レノン
DOINE Renon
土井根 礼音 所属 東京電機大学研究所 総合研究所 総合研究所 職種 助教(任期付) |
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言語種別 | 日本語 |
発行・発表の年月 | 2016/07 |
形態種別 | 学術研究論文 |
査読 | 査読有り |
標題 | 小型船舶および動揺装置による動揺に対する生体の立位姿勢動揺と運動負荷 |
執筆形態 | 共著 |
掲載誌名 | 日本航海学会論文集 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 日本航海学会 |
巻・号・頁 | 134,98-102頁 |
著者・共著者 | ◎坂牧孝規,土井根礼音,瀬田広明,小川伸夫 |
概要 | 船舶に乗船すると、ほとんどの人たちは疲労を感じ、船舶が小さくなるほどその傾向は強い。しかし、船舶乗船時の疲労の原因の特定や、その定量化に関する研究はほとんど行われていない。これまでに、筆者らは、小型船舶の動揺に対する乗船者の立位姿勢動揺を計測するとともに、立位姿勢動揺によって発生する生体の運動負荷を算出することで、船舶動揺が乗船者に与える生理的影響を解析してきた。一方、小型船舶で同一の動揺を再現することは困難であり、生体の状態も個体差や時系列変化が生じる。このため、船舶動揺と同等な動揺を再現可能な研究環境の構築が必要となる。本研究は、船舶動揺に対する乗船者の疲労などの研究環境を構築するための基礎研究として、生体の立位姿勢動揺と運動負荷を指標とした動揺装置の評価手法の構築が目的である。本稿では、並進運動としての上下揺れ(Heave)、回転運動としての横揺れ(Roll)、縦揺れ(Pitch)の動揺を再現する簡易型動揺装置を用いた研究環境の構築の可能性について検討を行った。本研究により、動揺装置の評価手法として、加速度・角加速度の実効値と運動負荷を指標することの有効性が示唆された。 |