教員情報 - 尾﨑　ちひろ | 東京電機大学

（最終更新日 : 2024-05-07 15:11:09）

オザキ　チヒロ OZAKI Chihiro
尾﨑　ちひろ

所属東京電機大学理工学部共通教育群

職種講師（任期付Ｂ）

現在の専門分野
言語学, 外国語教育キーワード(コーパス言語学、英語教育)

著書・論文歴
1.	論文	高専生の英作文と発話におけるパフォーマンスの比較分析ー言語産出モードの影響を考慮してー九州英語教育学会 (単著) 2022/07

所属学会
1.		ELEC同友会英語教育学会
2.		Learner Corpus Association
3.		九州英語教育学会
4.		全国英語教育学会
5.		外国語教育メディア学会

研究課題・受託研究・科研費
1.	2022/04/01 ～ 2023/03/31	高専生の英作文と発話のコーパスに基づいた比較分析競争的資金等の外部資金による研究

研究紹介
【学習者発話・英作文コーパス構築を目指して】現在は、学習者コーパスの構築と、「書く」「話す」といった産出モード間でみられる語彙・統語的複雑さの違いなどを調査している。語彙や文法の知識を得ていても、発話と英作文では英語を産出するまでの認知的プロセスが異なるため、発信技能を育成していく際に、産出モード別に指導方法や指導する語彙・文法の選択に工夫が必要である。発話や英作文において、認知プロセスの違いを考慮しながら、習熟度別に使える語彙・文法の違いを明らかにし、新しい指導法の考案に取り組んでいる。【学習者コーパスのメリット】教える相手である「学習者」が、どんな学習プロセスを経て英語を身につけていくのか、英語教師にとってこのことを理解していくことは大変重要である。「学習者コーパス」を使えば、大量に集めたデータから言語能力段階別に英語の使用傾向を概観できるので、習熟度別に学習者が使用できる典型的な表現や、間違いやすい語彙・文法などが分かり、学習者が言語を習得していく過程を明らかにすることができる。また、自然言語処理の技術の進歩により、以前では考えられなかったデータ分析手法が簡単にできるような時代になっている。学習者コーパスを使った高度な分析結果は、シラバスデザイン、指導法の改善や教材開発など英語教育の幅広い分野に今後さらに活かしていくことが期待される。