ソメヤ サトシ SOMEYA Satoshi
染矢 聡
所属 東京電機大学 工学部 機械工学科
職種 教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2009/03/31
形態種別 学術研究論文
査読 査読あり
標題 Webデザインに対する印象と記憶される情報量との関係性分析
執筆形態 共著
掲載誌名 デザイン学研究
掲載区分 国内
出版社・発行元 日本デザイン学会
巻・号・頁 55(192),59-66
担当区分 責任著者
著者・共著者 酒巻隆治,染矢聡,岡本孝司
概要 本論文では,Webデザインがユーザに与える印象と,記憶される情報量との関係を明らかにするため,Webアンケート調査と被験者実験(眼球運動測定,ヒアリング)を通して調べた結果について報告する.まずSD法によりWebデザインが与える印象,評価を分析した結果,「利便性」「文字の可読性」「エンターテイメント性」というWeb評価因子が抽出された.また共分散構造分析を通し,良いデザインと思われるには「利便性」「エンターテイメント性」,再利用意向を高めるには「利便性」の影響が大きいことを明らかにした.またWeb閲覧時のユーザの眼球運動測定,閲覧後のヒアリングにより,注視された情報量と記憶された情報量とは相関関係があること.また,注視された情報量は「利便性」「エンターテイメント性」,記憶された情報量は「利便性」の影響が大きいことを示した.つまり,良いデザインと思われる為にも,再利用意向を高める為にも,情報が注視される為にも,記憶に残す為にも,「次に何をすればいいか迷わない」「タイトルが見つけやすい」などユーザのメンタルモデルに即した「利便性」をWeb上にデザインすることが重要となることが明らかになった.
DOI 10.11247/jssdj.55.59
ISSNコード 0910-8173
NAID(CiNii) 110007226391