研究期間 |
2019/04/01
~
2024/03/31
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研究課題 |
身体拡張を手掛かりとした自己意識の脳内機構解析 |
実施形態 |
科学研究費補助金 |
研究委託元等の名称 |
日本学術振興会 |
研究種目名 |
科学研究費助成事業 基盤研究(A) |
科研費研究課題番号 |
19H01126 |
代表分担区分 |
研究分担者 |
連携研究者名 |
神作 憲司,松崎 政紀,川瀬 利弘,藤木 聡一朗 |
概要 |
本研究では、ブレイン-マシン・インターフェイス(BMI)技術等によって拡張された身体を手掛かりとすることで自己意識の脳内情報処理を解析し、これにより自己の認識のための基礎となる脳内機構を明らかとすることを目的とする。研究は、心理物理、動物実験、数理モデル等により統合的に行う。本年度は、ヒトを対象とした実験においては、これまでに開発したBMI関連技術を用いて、生体信号で制御可能なインテリジェント運動補助装置により環境との働きかけを変更させながら、その影響を調査した。肘関節の動作と同期して動く筋電制御ロボットアームを開発し、このロボットを用いたラバーハンド錯覚課題で、肘関節とロボットの関節が同じ向きに動く条件では、身体所有感の主観的評価が自己受容感覚の変化と相関することを確認し発表した。さらに、脳波と筋電により制御されるロボットアームを用いた実験系の構築を進めた。動物実験ではこれまでに、ラバーテイル錯 |