シノハラ シュウジ SHINOHARA Shuji
篠原 修二
所属 東京電機大学 理工学部 理工学科 情報システムデザイン学系
職種 准教授
研究期間 2017/04 ~ 2021/03
研究課題 遺体の身元確認作業による心的外傷後ストレス障害を予防するためのストレス度測定
実施形態 科学研究費補助金
研究委託元等の名称 日本学術振興会
研究種目名 科学研究費助成事業 基盤研究(C),基盤研究(C)
科研費研究課題番号 17K01404
連携研究者名 樋口 政和,篠原 修二,山本 伊佐夫,光吉 俊二,中村 光晃,徳野 慎一
概要 災害時あるいは緊急時の遺体の検死・検案業務の補助にあたる歯科医のストレス程度を把握するため、平成31年度は前年度に引き続き、遺体身元確認研修会の参加者を対象にして、遺体実習時のストレス程度を調べた。研修会では実際の遺体やマネキン・写真を用いた実習が行われた。我々が開発した声から心の健康度(以後、元気圧と呼ぶ)を推定する技術を用いて、参加者の遺体実習前後の元気圧を取得した。遺体実習の前に行う事前実習の種類と実際の身元確認業務経験の有無を要因とし遺体実習前後の元気圧絶対差に対して二元配置分散分析を行ったところ、実業務未経験者群において、事前実習の種類間で有意差が確認でき、特に事前実習が無かった参加者群(A)と事前実習がマネキンだった参加者群(B)とで、遺体実習前後の元気圧絶対差に有意差が確認できた。また、B群のほうがA群よりも元気圧絶対差は小さかった。A群は初めて遺体に直面してストレスを受け一時的に興奮状態に