言語種別 | 日本語 |
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発行・発表の年月 | 2005/01/15 |
形態種別 | 学術研究論文 |
査読 | 査読あり |
標題 | 物々交換経済と互恵社会の間に出現する貨幣交換システム |
執筆形態 | 単著 |
掲載誌名 | 情報処理学会論文誌 |
掲載区分 | 国内 |
出版社・発行元 | 一般社団法人情報処理学会 |
巻・号・頁 | 46(SIG2(TOM11)),12-25 |
著者・共著者 | 篠原修二 |
概要 | 本研究では強化学習主体からなる交換経済システムのモデルを構築し,数値実験を行った.強化学習主体の学習能力は,割引率と呼ばれるパラメータによって特徴付けられる.小さい割引率は,主体が即時的な報酬のみに関心を持つことを意味する.一方割引率が大きいとき,主体は将来の報酬を現在の報酬と同等に評価する.数値実験の結果,ある特定のパラメータ領域においてのみ貨幣が生成することが分かった.割引率が小さいとき,主体は自分の生産財を直接消費財と交換しようとする物々交換戦略に従う.一方割引率が大きいとき,他主体に生産財を与える代わりに,他主体から消費財を与えられるという互恵社会が成立する.貨幣交換システムは両者の中間領域において出現する. |
ISSNコード | 03875806 |
NAID(CiNii) | 110002768725 |
researchmap用URL | http://id.nii.ac.jp/1001/00017214/ |