言語種別 |
日本語 |
発行・発表の年月 |
2004/09 |
形態種別 |
ショートペーパー |
標題 |
SIEMによるプログラミング教育の客観的評価 |
執筆形態 |
共著 |
掲載誌名 |
教法科学技術レターズ |
出版社・発行元 |
情報科学技術フォーラム |
巻・号・頁 |
3(3),347-350 |
著者・共著者 |
土肥紳一,宮川治,今野紀子 |
概要 |
一般的にプログラミング教育の現場では,授業時間内で多くのプログラム課題を学生に提示し,いかにたくさんのプログラムを作らせるかといった「質より量をこなす教育」が重視されているようである.同時に,簡潔な(短い)プログラムを一つのユニットとしてその組み合わせにより高度なものをつくりあげるといった考えよりも,長いプログラムが高度なものであるといった考え方も見受けられる.その弊害として,学生がプログラムをじっくり考えるといった過程が軽視され,機械的に作業をさせるだけ,あるいはついていけない学生が多く出てしまうといった危険性が示唆される.学生のモチベーションを高めることを目的に,認知心理学に基づいた学習理論によるシステマティックな情報教育メソッド(SIEM : Systematical Information Education Method)を提案し,Java言語を対象としたプログラミングの入門教育に適用している.教育効果の測定を始めて,約2年が経過した.本論文では,SIEMの開発背景,客観的な評価方法,SIEM(ジーム)によって期待できる効果について述べる. |