言語種別 |
日本語 |
発行・発表の年月 |
2019/03 |
形態種別 |
学術研究報告書 |
査読 |
査読あり |
標題 |
Raspberry Piを用いた球体ディスプレイと全天球画像閲覧システム |
執筆形態 |
共著 |
掲載誌名 |
研究報告ユビキタスコンピューティングシステム(UBI) |
掲載区分 |
国内 |
巻・号・頁 |
2019-UBI-61(21),1-7 |
著者・共著者 |
◎鈴木雄大・岩井将行(東京電機大学) |
概要 |
近年,周囲の 360°空間を撮影できる全天球カメラやアプリケーションの登場により,全天球画像の作成が容易になっている.全天球画像の一般的な閲覧方法として,ヘッドマウントディスプレイを用いる方法と,平面ディスプレイに表示する方法がある.しかし,平面ディスプレイでは臨場感を得ることが難しく,ヘッドマウントディスプレイでは複数人で視点を共有することが現時点で困難である.一方で球体全体がスクリーンとなる球体ディスプレイが存在するが,現在製品化されている物は主に事業者向けであり,一般向けには高価である.本研究では,Raspberry Pi と市販の機材から作成した球体ディスプレイと,それを用いた全天球画像閲覧システム MS360 (MultiSphere 360) を作成し,全天球画像の新たな表現方法として球体ディスプレイを用いることを提案する.MS360 では一般向けの球体ディスプレイを備え,Web アプリケーションから Bluetooth 通信を用いて画像情報や操作情報を送信し,球体ディスプレイの描画や回転を行う.本稿では,MS360 の提案と実装,既存システムとの比較と評価について報告する. |