言語種別 |
日本語 |
発行・発表の年月 |
2023/03/31 |
形態種別 |
学術研究論文 |
査読 |
査読あり |
標題 |
偏光光学系エネルギー分散型蛍光X 線分析装置によるチークカラー化粧品中微量元素定量法の開発 |
執筆形態 |
共著 |
掲載誌名 |
X線分析の進歩 |
掲載区分 |
国内 |
出版社・発行元 |
日本分析化学会X線分析研究懇談会 |
巻・号・頁 |
54,217-232 |
総ページ数 |
16 |
担当区分 |
最終著者
,
責任著者
|
著者・共著者 |
◎村上志帆,津越敬寿,三島有二,保倉明子 |
概要 |
三次元偏光光学系エネルギー分散型蛍光X 線分析装置を用いて,チークカラー化粧品中微量元素の分析法について検討を行った.5 つの二次ターゲット材(Al,Ti,Ge,Mo,Al2O3)を用いて,チークカラー試料の14元素(Mg,Al,Si,Cl,K,Ca,Ti,Fe,Zn,Rb,Sr,Sn,Ba,Pb)を迅速に検出した.安価な100 円均一ショップのチークにおいてPb が検出された.検出された元素のうち,Ti,Zn,Sr,Sn,Ba,Pb の6 元素について,二次ターゲット材(Ge,Mo,Al2O3)を用いて,標準添加法の検量線を使って定量した.チークカラー化粧品は鉱物や油性成分,界面活性剤などを含み,マトリックスが複雑なので,窒化ホウ素と試薬を混合して作製した検量線試料による絶対検量線法ではなく,チークカラーに一定量の試薬を添加する標準添加法の検量線が有効であった.一例として,100 円均一ショップのチークでは,Ti は1.5 %,Zn は190 mg/kg, Sr は23 mg/kg, Sn は6.6 mg/kg, Ba は1300 mg/kg, Pb は9.2 mg/kg と算出された. |