研究期間 | 2020/04 ~ 2021/03 |
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研究課題 | VR技術による都市部での冠水状況体験システムの研究開発 |
実施形態 | その他の補助金・助成金 |
研究委託元等の名称 | 足立区環境基金 |
代表分担区分 | 研究代表者 |
連携研究者名 | 森谷友昭 |
概要 | 近年,集中豪雨による都市部での水害が深刻な社会問題になっている.『気候変動適応計画』で指摘されているように「各主体が連携した災害対応の体制等の整備」が喫緊の課題である.洪水・内水で一旦道路が冠水してしまうと避難が極めて困難になるという事実が住民に浸透しておらず,事前避難率が低い.
本活動では,洪水・内水により道路が冠水した時,避難の困難さを仮想現実感(VR)により体験できるシステムを研究開発する.本VRシステムは,3DCGに加えて,実写映像から再現された町並みの中を避難体験できる.つまり,自宅から公民館まで避難しようとすると,自分の住む町のどこが如何に危険で,避難が困難か,緊張感のある避難訓練ができる.住民の防災意識向上を図るとともに,気候変動の影響への適応に関する計画策定に資する.また,本VRシステムの技術を公開し,全国レベルでの普及に努める. |