ヒラクリ ケンジ HIRAKURI Kenji
平栗 健二
所属 東京電機大学 工学部 電気電子工学科
東京電機大学大学院 先端科学技術研究科 電気電子システム工学専攻
東京電機大学大学院 工学研究科 電気電子工学専攻
職種 教授
言語種別 日本語
研究紹介 ダイヤモンド状炭素(DLC)膜の特性を応用して実用化製品の開発に力を注いでいる。DLCは、高硬度、耐摩耗性、低摩擦係数、電気的絶縁性などの性質から、機械用部材への表面加工技術として開発されている。この特性以外にも、化学安定性、ガスバリヤ性、生体親和性などの特徴を有する非晶質炭素膜として、ペットボトルや医療用ステントまで、幅広い産業分野で活用されている。この魅力的な特性を活用する検討が広まっているが、作製方法や合成装置により特性の異なる特性のDLCが得られる。そこで、ICT機器の小型軽量化の障害になっているコイルやモータの銅線絶縁材としての応用を検討している。さらに、医療分野では、DLCの抗血栓性、細胞親和性、抗菌性などの生体特性をいかに最適化するかが問われている。特に、DLCのバイオマテリアルへの応用を目的として、生体適合性ならびに機能性を評価している。