言語種別 | 日本語 |
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研究紹介 | ダイヤモンド状炭素(DLC)膜の特性を応用して実用化製品の開発に力を注いでいる。DLCは、高硬度、耐摩耗性、低摩擦係数、電気的絶縁性などの性質から、機械用部材への表面加工技術として開発されている。この特性以外にも、化学安定性、ガスバリヤ性、生体親和性などの特徴を有する非晶質炭素膜として、ペットボトルや医療用ステントまで、幅広い産業分野で活用されている。この魅力的な特性を活用する検討が広まっているが、作製方法や合成装置により特性の異なる特性のDLCが得られる。そこで、ICT機器の小型軽量化の障害になっているコイルやモータの銅線絶縁材としての応用を検討している。さらに、医療分野では、DLCの抗血栓性、細胞親和性、抗菌性などの生体特性をいかに最適化するかが問われている。特に、DLCのバイオマテリアルへの応用を目的として、生体適合性ならびに機能性を評価している。 |