テラダ マサト TERADA Masato
寺田 真敏
所属 東京電機大学 未来科学部 情報メディア学科
東京電機大学大学院 未来科学研究科 情報メディア学専攻
東京電機大学大学院 先端科学技術研究科 情報通信メディア工学専攻
東京電機大学研究所 総合研究所 総合研究所
職種 教授
言語種別 日本語
発行・発表の年月 2020/12/15
形態種別 学術研究論文
査読 査読あり
標題 APIグループ間の相関性とフォルダ操作頻度に基づくマルウェア分類手法の提案
執筆形態 共著
掲載誌名 情報処理学会論文誌
掲載区分 国内
出版社・発行元 情報処理学会
巻・号・頁 61(12),1792-1801
総ページ数 10
担当区分 最終著者
著者・共著者 周 家興, 廣瀬 幸, 柿崎 淑郎, 猪俣 敦夫, 寺田 真敏
概要 マルウェア攻撃手法の進歩にともない,既存のマルウェア検知および分類手法では対応が難しくなってきている.本論文ではマルウェアの動作パターンと特徴ある動作とを特徴量とする機械学習による分類手法を提案する.本提案方式では,動作パターンとしてAPIグループ間の相関性,特徴ある動作としてフォルダ操作頻度を使用する.さらに,研究用データセットFFRI Dataset2016を使用した分類実験を通して手法の有効性を評価する.分類実験の結果,不均衡データであることを考慮したオーバサンプリングの場合,ベンダが提供するマルウェア系列との一致度は99%となり,動作を特徴付けるAPIとフォルダ操作頻度に着目した機械学習による分類手法が有効であることを示した.今後は,検体数を増やして不均衡データが分類に対する影響を抑えるとともに,様々な特徴量を使用して分類精度を向上させ,未知のマルウェア分類を対応できるように取り組んでいく.